今いる病院はとっても研修医が多いところです。
2年目の研修医はテキパキ動いていますが、1年目はまだまだひよっこでできないことだらけ。
でもそれが普通です。
どれだけ偉そうにしている上司も、医者になりたての頃は何もできなかったのですから。
自分で振り返ってみて何につまづいたかをつらつらと書いていきます。
病院の場所が分からない
そもそも病院というところをあまり理解できていませんでした。
私はまだポリクリをした大学病院にそのまま研修先としていったので、まだましでしたが、市中病院などなじみのない病院に研修しに行った際は全然場所が分からないのでストレスフルでしたね。
とにかく病院の場所を覚える。
これがまず働き始めてストレスを減らす第一の方法でしょう。
病棟のルールが分からない
病棟ルールも本当に謎ですよね。
病棟に行くと看護師たちの世界も繰り広げられています。
看護師は医師とは当たり前ですが全く別の世界で生きていると思ったほうがいいです。
もちろん同じ医療者として協力しないといけない場面も多々あるのですが、認識としてはまずは別世界の住人と思うくらいから始めましょう。
看護師から医師はいろいろなことを頼まれたり、質問されたりすることがあります。
それは医学的に正しいこともあれば、少し違ってもその病棟のルールでまかりとおっていることなど本当に様々です。
世の中に絶対的な世界が存在しないことが多いよう、病棟もまさにそうなのです。
時には理不尽なこともたくさん経験することになると思いますが、大丈夫、大半の医師はそういった経験を間違いなくしています。
とにかく経験を積むこと、いろんな環境をぐるぐる回る研修医期間は本当にうってつけです。
辛いこともあるかもしれませんが、逃げずに乗り切っていきましょうね。
言葉が分からない
いろんな略語が飛び交う医療現場。
ギロッポン、シースー、みたいな感覚で割とフランクに使ってるんですよね。
はたしてちゃんと意味を知って使っているのかどうか、、、
「ルート」…末梢静脈
「ゼク」…病理解剖
「ムンテラ」…患者説明
なんだかよくわからないカタカナの言葉が最初は飛び交いまくってましたね。
今でこそ一つ一つの意味をさらっと受け流すことはできますが、こういうことをちゃんと教わらずに現場に放り投げられているので、本当に実践的なことを学生時代に教えてほしいと思いましたね。
とりあえずはいろんな言葉に暴露してインプットを強化するしかありません。
とりあえず手技を覚えるにはこの本が一番!
あほな研修医の私にはぴったりでした。